March 10, 2015 / 6:42 AM / 5 years ago

ドルは一時122円台、海外投機筋の買いで7年8カ月ぶり高値圏

[東京 10日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の121円後半だった。午後、12月初旬につけた直近高値121.86円を抜けると、ストップロスを巻き込みながら上昇し、7年8カ月ぶりの122円台をつけた。その後は利食いでいったん121円半ばまで押し戻されたものの、下げは限定的だった。

 3月10日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の121円後半だった。写真は、1万円札とドル紙幣、2009年撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

きょうは期末・年度末を控えた五・十日に当たり、実需のフローが売買両サイドで見られたが、仲値までは買いが優勢だったという。早朝の取引では「まとまった規模でのドルコールの買い観測で(スポットでも)ドル買いが進んだ」(外銀)という。

ドルは午前11時過ぎに121.76円まで上値を伸ばし、12月8日に付けた3カ月ぶり高値121.86円に迫ったが、高値では投機筋の利食い売りがさみだれ式に流入し、伸び悩んだ。

午前の取引では日経平均が上げ幅を縮小する一方で、米中長期金利が上昇した。投機筋の一部では、米中長期金利の上昇に連動して自動的にドルを買うシステムが作動したもようだ。

<目先の目標は122円半ばに>

正午過ぎから再びドル買いの勢いが強まった。午前に抜けきれなかった121.86円を突破すると、ストップロスを巻き込みながら122.04円まで上昇した。その後は短期的な達成感から利食いが優勢となり、121.65円まで押し戻されたが、ドル買い基調は変わらず、午後3時にかけて下げ渋った。

市場では「上昇スピードが速すぎるので、利食いが入ってしかるべき」(邦銀)との声が出ていた。昨年12月8日に121.86円まで上昇した後、数日かけて115.56円まで大きな調整が入ったこともあり、今回も「いったん120円を割れるくらいの動きがあってもおかしくはない」(同)と警戒されている。

一方、レジスタンスとして意識されていた昨年最高値121.86円と122円ちょうどを突破したことで、目先、122.50円が上値の目標になったという。同水準には厚いオファーとオプションバリア、その上にはストップロスが観測されている。

<独連銀総裁がQEを疑問視> 

ユーロは午後0時半過ぎに1.0785ドルまで下落し、2003年9月以来11年半ぶり安値を付けた。その後も戻りは鈍く、安値圏で推移している。

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は9日、この日から開始したECBの量的緩和(QE)策について、金融と財政政策の境界をあいまいにし、ユーロ圏各国の財政再建への取り組みを遅らせるおそれがあるとして、あらためて否定的な立場を示した。講演原稿で述べた。

総裁は「物価圧力の弱さは、ECBがより拡張的な金融政策を講じる根拠となり得るか疑問」と指摘。「一部で言及されているデフレリスクは極めて低い」とし、理事会メンバーの大半がこの見解を共有していると述べた。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 121.78/80 1.0796/00 131.48/52

正午現在   121.67/69 1.0824/28 131.71/75

午前9時現在 121.42/44 1.0833/37 131.54/58

NY午後5時 121.14/16 1.0852/53 131.46/50

為替マーケットチーム

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