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来週のドルは下値警戒、北朝鮮や欧州のリスク高まれば111円台視野
2017年10月6日 / 07:47 / 11日後

来週のドルは下値警戒、北朝鮮や欧州のリスク高まれば111円台視野

 10月6日、来週の外為市場で、ドル/円は下値リスクが警戒される。北朝鮮を巡って緊張が高まったり、欧州発の先行き懸念が広がったりすれば円買いが優勢となり、111円方向に向かう可能性があるという。写真は6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 6日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は下値リスクが警戒される。北朝鮮を巡って緊張が高まったり、欧州発の先行き懸念が広がったりすれば円買いが優勢となり、111円方向に向かう可能性があるという。

予想レンジはドル/円が111.50―114.50円、ユーロ/ドルが1.1550―1.1850ドル。

9月の米ISM製造業・非製造業景況指数は強い数字となり、米国の年内利上げの織り込みが進んでいる。今晩の雇用統計に加え、13日発表の小売売上高や消費者物価指数が良好な内容なら、ドルは114円台まで上昇する可能性もあるという。

ただ、113円台では利益確定や戻り待ちの売りに押され、上値が重くなる展開が続いている。日本は週明け9日が体育の日で休日。国内勢が不在の中、週末にリスクオフ的な要因が出た場合は下方向に向かいやすい。10日に朝鮮労働党創建記念日を迎える北朝鮮がミサイル発射や核実験などを行うことが警戒されている。

トランプ米大統領は5日、米軍幹部と北朝鮮の脅威やイランの核兵器保有阻止について協議し、記者団に「嵐の前の静けさかもしれない」と述べたと伝わっている。地政学リスクの高まりには注意が必要だ。

<クロス円での円高>

今週は英ポンドやユーロなど欧州通貨が弱い動きとなった。メイ英首相の辞任観測が台頭したほか、ドイツ産業連盟(BDI)が、英国で事業を展開するドイツ企業に「非常にハードなブレグジット」に備えるべきと勧告したこともポンド売りを誘った。

ユーロを巡っては、スペイン・カタルーニャ州の分離・独立の動きも注目されている。5日は英ポンド/円の下落が波及する形でドル/円が軟調に推移した経緯があり、「ポンド安、ユーロ安の動きが強まればクロス円で円高圧力がかかり、ドル/円も下方向に行きやすい」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。

<米雇用統計は賃金の伸びに注目>

ロイターがまとめた米雇用統計の市場予想では、非農業部門雇用者数の伸びは9万人。ハリケーンの影響で前月から大幅に鈍化することは織り込まれており、時間当たり賃金の動向が注目されている。持続的な雇用増加に賃金の伸びが追随できない状況が続けば、「『個人消費の拡大からインフレ上昇』という期待が後退し、米金利低下、ドル売りの展開が想定される」(IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト)という。

為替マーケットチーム

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