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ドルは下値警戒、北朝鮮や欧州のリスク高まれば111円台視野=今週の外為市場
2017年10月9日 / 23:08 / 13日前

ドルは下値警戒、北朝鮮や欧州のリスク高まれば111円台視野=今週の外為市場

[東京 10日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドル/円は下値リスクが警戒される。北朝鮮を巡って緊張が高まったり、欧州発の先行き懸念が広がったりすれば円買いが優勢となり、111円方向に向かう可能性があるという。

 10月10日、今週の外為市場で、ドル/円は下値リスクが警戒される。北朝鮮を巡って緊張が高まったり、欧州発の先行き懸念が広がったりすれば円買いが優勢となり、111円方向に向かう可能性があるという。6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドル/円が111.50―114.50円、ユーロ/ドルが1.1550―1.1850ドル。

前週末6日には、朝方発表された9月の米雇用統計で賃金の上昇が確認されドルが上昇していたが、その後、北朝鮮が長距離ミサイルの発射実験を準備しているとの報道を受けドルは下落に転じた。

トランプ大統領は7日、対北朝鮮で「有効な手段は一つしかない」と指摘し、軍事行動が念頭にある可能性を示唆した。米朝間の緊張感の高まりもドルの上値を抑えるとの見方が出ている。

9月の米非農業部門就業者数は前月から3万3000人減少し、2010年9月以来の雇用のマイナスを記録した。半面、失業率は4.2%と、2001年2月以来の水準まで改善し、時間当たりの賃金の平均も0.5%(12セント)上昇した。

ウェルズ・ファーゴ証券の在ニューヨーク外為ストラテジスト、エリック・ビロリア氏は「12月利上げ観測からドルは一段と上昇する可能性はあるが、ドルの長期トレンドは軟調となっているため、上値は限定されるとみている」と述べている。

外為市場では、ドルが113円前半になると、戻り売りや調整売りに押されやすい環境が続いている。

<クロス円での円高>

前週は英ポンドやユーロなど欧州通貨が弱い動きとなった。メイ英首相の辞任観測が台頭したほか、ドイツ産業連盟(BDI)が、英国で事業を展開するドイツ企業に「非常にハードなブレグジット」に備えるべきと勧告したこともポンド売りを誘った。

ユーロを巡っては、スペイン・カタルーニャ州の分離・独立の動きも注目されている。英ポンド/円の下落が波及する形でドル/円が軟調に推移した経緯があり、「ポンド安、ユーロ安の動きが強まればクロス円で円高圧力がかかり、ドル/円も下方向に行きやすい」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。

為替マーケットチーム

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