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今週のドル/円は調整局面を警戒、重要イベントにらんで
2016年11月27日 / 23:16 / 1年後

今週のドル/円は調整局面を警戒、重要イベントにらんで

[東京 28日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、複数の重要イベントを控えて調整局面を警戒する展開になりそうだ。トランプ次期米大統領の政策への期待に基づく「トランプ相場」の底堅い動きが見込まれるものの、週半ばに控える石油輸出国機構(OPEC)総会での減産協議の行方や週末の米雇用統計、イタリア国民投票への思惑が、波乱要因となり得る。

 11月28日、今週の外為市場でドル/円は複数の重要イベントを控えて調整局面を警戒する展開になりそうだ。写真は2013年2月撮影(2016年 ロイター/Shohei Miyano)

予想レンジはドル/円が111.50―115.00、ユーロ/ドルが1.0500―1.0750ドル。

ドル/円相場では目先、「トランプ相場」の勢いは続くとみられている。「今、この流れが途切れる理由は見当たらない」(国内金融機関)という。

ただ、上昇が急だっただけに、ポジション調整のきっかけがあれば反落スピードも速いとみられている。「調整のタイミングがどこかを見極める週になるだろう」と外為どっとコム総研の調査部長、神田卓也氏は指摘する。

12月2日の11月米雇用統計について神田氏は「強い数字となって12月の利上げが確実視されれば、いったん利益確定の動きが先行しやすい」とみている。11月30日には前哨戦となるADP全米雇用報告の発表が予定されており、こちらも材料視されそうだ。

米国ではこのほか、29日に7─9月期実質GDPや11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日に10月PCEコアデフレータなどの発表が予定されている。

30日のOPEC総会では、減産合意の行方は不透明となっている。合意の場合でも、供給過剰状態が解消して相場を下支えするほどの減産幅となるかは不透明とみられている。総会に向けて協議の進捗や各国の要人発言が報じられれば「相場が一喜一憂する局面もありそうだ」(別の邦銀)という。

12月4日にはイタリアで憲法改正の是非を問う国民投票が実施される。レンツィ首相は、改正への支持が得られなければ辞任する意向と伝わっており、ユーロ離脱を支持する野党を勢いづかせるなど、政治的な混乱への思惑が膨らみやすい。

ユーロ/ドルは、米欧の金融政策格差が意識されていることに加え、伊国民投票への警戒感から下押しされ、心理的節目1.05ドルに接近している。ただ、2015年以来、何度もサポートされてきた水準でもあり、オプションに関連した防戦買いが見込まれ「簡単には割れそうにない」(国内金融機関)との見方が出ている。

為替マーケットチーム

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