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来週のドルは反発探る、中国・原油リスクは継続
2016年1月15日 / 07:32 / 2年後

来週のドルは反発探る、中国・原油リスクは継続

[東京 15日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、年初からの大崩れからの反発を探る場面もありそうだ。中国リスクや原油安による不安定な相場が継続しながらも、米中の経済指標が強い結果となったり、米企業決算が総じて良好となったりすれば、反転上昇のきっかけになるとの思惑が出ている。一方、これらが弱い結果なら、上値の重い相場が長引く可能性もある。

 1月15日、来週のドルは反発探る、中国・原油リスクは継続。写真はドル紙幣、1月撮影(2016年 ロイター/Jon Woo)

予想レンジは、ドル/円が116.50─119.50円、ユーロ/ドルが1.0700―1.1000ドル。

足元のドル/円は、下げが深まった週初に比べ値を戻している。中国株価や人民元、原油価格の動向に振らされる不安定な相場は続いているが「悪い材料ばかりがクローズアップされる局面は長続きしない。米景気が堅調という話が出てくれば反転のきっかけになり得る」と、外為どっとコム総研の調査部長、神田卓也氏は指摘している。

目先ではきょうの米小売売上高が注目される。米国では3連休を控えた週末だけに調整も出やすく、仮に強い結果でも一気にドルが119円を上抜ける勢いは出なさそうだという。米雇用統計後の高値118.85円が目先の上値めどとして意識される。一方、弱い数字だった場合、117円前半が下値めどになるという。

米国では来週、消費者物価指数(CPI)や住宅関連指標の発表予定があるほか、企業決算が相次いで発表される。「総じて景気の堅調さが確認できれば、リスク回避ムードが和らぐ可能性がある」(国内金融機関)との指摘も出ている。

中国では19日に12月の鉱工業生産や小売売上高、10─12月期GDPなどが、一斉に発表される。ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨ストラテジスト、村田雅志氏は、貿易収支の輸出が良かったため、生産が上振れる可能性があると見ているほか、消費も悪い話は伝わっていないとして「市場はダウンサイドリスクを警戒しているが、アップサイドの余地がある。市場予想通りなら、ネガティブな反応は出にくい」と指摘している。

一方、21日には欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表と総裁会見がある。ECBは12月に追加緩和を打ち出したばかりでもあり、みずほ銀行のチーフマーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏は、今回会合では現状維持を予想している。ただ、先行き、さらなる追加緩和を検討する可能性はあると見ており、ドラギ総裁の会見で何らかの示唆があるかがポイントになりそうだという。

為替マーケットチーム

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