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来週のドル/円は上値重い、仏大統領選・北朝鮮への警戒継続
2017年4月28日 / 06:34 / 7ヶ月後

来週のドル/円は上値重い、仏大統領選・北朝鮮への警戒継続

[東京 28日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、上値が重い展開となりそうだ。フランス大統領選での波乱や、朝鮮半島の緊迫化が引き続き警戒される。フランス大統領選を無難に通過し、地政学リスクが再燃しなければ、市場の関心は米国の経済状況へ移りそうだ。

 4月28日、来週の外為市場でドル/円は、上値が重い展開となりそうだ。フランス大統領選での波乱や、朝鮮半島の緊迫化が引き続き警戒される。写真は米ドルとユーロ。2015年3月ブルガリア・ソフィアで撮影(2017年 ロイター/Stoyan Nenov)

仏大統領選は、メインシナリオ通り、中道で親欧州連合(EU)のマクロン氏と、極右で反EUのルペン氏が5月7日の決選投票に進んだ。事前調査ではマクロン氏の優位が伝えられているが、昨年の英国民投票や米大統領選では大方の予想が裏切られただけに、最終的な結果が出るまで気が抜けない。

朝鮮半島情勢を巡っては、今のところ軍事衝突が回避されている。ただ、トランプ米大統領は27日(現地時間)、ロイターとのインタビューで、北朝鮮の核・ミサイル開発を巡ってこう着状態となれば、最終的に同国と大きな紛争が起きる可能性があると指摘。「外交的に解決したいが、非常に困難」と述べた

日本は3─5日が連休となる。市場参加者が少ない中、仏大統領選の情勢が変わったり、朝鮮半島で突発的に有事が勃発したりすれば、リスク回避の円買いが強まる可能性があるため注意が必要だ。

来週は、米国で重要経済指標の発表が続く。1日に個人所得・個人支出とISM製造業景気指数、3日にADP全米雇用報告とISM非製造業景況指数、4日に貿易収支、5日に4月雇用統計がある。

3─4日に米連邦公開市場委員会(FOMC)も行われる。市場からは「6月利上げに前向きと受け止められるような声明文の変更があればドル買いで反応しそうだが、可能性は低い」(ソニーフィナンシャルホールディングスの為替アナリスト、石川久美子氏)との見方が出ている。

5月8─12日の週は、9日に韓国大統領選、11日に英国の政策金利発表、12日に米小売売上高の発表などがある。週初は、米雇用統計の結果や仏大統領選の決選投票の結果などを織り込む動きとなりそうだ。

決選投票でマクロン氏が当選すれば安心感が広がり、市場の関心は米国の経済状況に移っていきそうだ。米国の6月利上げ観測が盛り上がるには「雇用統計が強く、2カ月続けて弱かった小売売上高が盛り返してくるのが前提」(外為アナリスト)という。

5月前半の予想レンジは、ドルが108.00―113.00円、ユーロが1.0550―1.0950ドルとみられている。

為替マーケットチーム

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