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来週のドル/円は下値警戒、リスク回避強まれば100円台も

 8月12日、来週の外為市場でドル/円は、どちらかといえば下値を警戒する必要がありそうだ。株高や原油価格の持ち直しでリスク選好地合いとなっているが、米国の早期利上げ期待が高まらない中、102円台では上値を伸ばしきれずにいる。写真は都内で2013年2月撮影(2016年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 12日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、どちらかといえば下値を警戒する必要がありそうだ。株高や原油価格の持ち直しでリスク選好地合いとなっているが、米国の早期利上げ期待が高まらない中、102円台では上値を伸ばしきれずにいる。市場のリスク回避姿勢が再び強まれば、100円台に下落するおそれもあるという。

予想レンジは、ドル/円が100.50─103.50円、ユーロ/ドルが1.1050─1.1250ドル。参加者の多くが夏季休暇に入っており、17日ころから市場に厚みが戻ってくるとみられる。

<ドル103円乗せは相当なエネルギー必要>

11日の米株式市場で、ダウ工業平均など主要3指数がそろって過去最高を更新。原油価格の持ち直しや米長期金利の上昇もあって、ドル安/円高に一服感が出てきた。10日に安値100.96円をつけたドルは、12日までに102円前半まで回復している。

来週、米経済指標の改善など好材料がそろえば、ドルも上昇しそうだが、リスク選好地合いでも思ったほど上値を伸ばせなかった、との指摘もある。「チャート上でポイントになっている8月2日高値102.83円を上抜け、103円台に乗せるには相当なエネルギーが必要」(外為アナリスト)との声が出ており、強烈なリスク回避地合いとなれば100円台への逆戻りもありえるとの指摘もある。

米国では、15日に8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に7月消費者物価指数(CPI)、鉱工業生産、住宅着工件数、17日に7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、18日に8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数などの発表がある。8月26日に予定されるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホールでの講演に期待がつながるかも注目だ。

<日本のGDP、日銀追加緩和期待につながるか>

15日には日本の4─6月期実質国内総生産(GDP)1次速報が発表される。ロイターがまとめた市場予想は前期比プラス0.2%、年率プラス0.7%。1─3月期に続いてプラス成長となる見通し。

予想を大きく下回れば、日銀の追加緩和期待につながりそうだが、市場では「先日の決定会合でかなり手詰まり感が意識された。期待は高まるかもしれないが、具体的に決定できる政策もそれほど残されていない」(国内金融機関)と冷めた見方も出ている。

為替マーケットチーム

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