[ニューヨーク 15日 ロイター] 小売世界最大手の米ウォルマート・ストアーズWMT.Nは、次世代DVD商品として今後はソニー6758.Tなどが推す「ブルーレイ・ディスク(BD)」規格のみを取り扱うことを決定した。競合の「HD―DVD」を推す東芝6502.Tなどにとって一段と痛手になる可能性がある。
ウォルマートは、HD―DVDのシステムやディスクの販売を今後数カ月で段階的に終了し、6月までにブルーレイ商品に取り扱いを一本化する。同社のセバーソン・シニアバイスプレジデントは「顧客の意見に耳を傾けたところ、明らかにブルーレイ商品・映画の選好度が高かった」と述べた。
11日には米家電小売り大手ベスト・バイBBY.Nや米オンラインDVDレンタル大手ネットフリックスNFLX.Oもブルーレイに優位な方針を打ち出していた。