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UPDATE2: サッポロHD<2501.T>がモルガンSと提携、中期経営計画は未達に

 [東京 30日 ロイター] サッポロホールディングス2501.Tは30日、モルガン・スタンレー証券と不動産事業で業務・資本提携すると発表した。不動産の有効活用や飲料事業の再生で、2016年に連結営業利益400億円を目指す。成長分野への投資と売上の向上により有利子負債を削減し、財務基盤を改善する方針。08年12月期を最終年度とする現行の中期経営計画は未達に終わる。サッポロHDは今回の資本業務提携などを踏まえ、新しい経営計画を08年2月に発表する方針という。

 会見したサッポロHDの村上隆男社長は、モルガンとの資本業務提携について、経営の環境が変化するなか、より大胆にスピーディーにかじを切る必要があると述べ、今回の提携は「(大株主の)スティール・パートナーズとは全く関係ない」と語った。

 モルガンとの資本業務提携をふまえ、サッポロHDは2016年を最終年とする「サッポログループ新経営構想」を発表。2016年の連結売上高(酒税込み)は6000億円(07年見込みは4580億円)、連結営業利益は400億円(07年は125億円見込み)を目指すとした。

 <現行の中期経営計画は未達に>

 一方、会見で村上社長は、08年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画の達成について「非常に厳しい」と語った。飲料事業の不振のほか、ビール事業も「計画通りに行っていない」(村上社長)のが要因。

 中期経営計画では、最終年度に連結売上高5200億円、連結営業利益280億円を目指す方針を挙げている。サッポロHDは今回のモルガンとの資本業務提携などを踏まえ、現行の中期経営計画を見直す。

 <モルガン、不動産ファンドSPCがサッポロHD株取得へ>

 モルガン・スタンレーは特別目的会社を通じ、サッポロHDの発行済み株式の1.5%程度を今年12月末までに市場内で取得し、08年6月末までには保有比率を5%まで引き上げる予定。両社の資本提携が5%超になる計画は「現時点では考えていない」(サッポロHD村上社長)という。

 サッポロHDとモルガンは、モルガンが運用する不動産ファンドが組成する特別目的会社に、サッポロHDのグループ不動産事業会社、恵比寿ガーデンプレイス社の物件の共用持分15%を、500億円で08年上期に売却することも合意した。

 サッポロHDはモルガンの不動産の運用ノウハウを吸収し、恵比寿や銀座などに保有するサッポロHDの不動産の有効活用を目指す。村上社長は、モルガンに対し恵比寿ガーデンプレイスを追加売却する予定はないとしている。

 <飲料事業ではファンドと提携>

 サッポロHDはさらに、投資ファンドのクレセント・パートナーズ・グループのクレセント・アジア(東京都千代田区)との業務資本提携も発表した。

 クレセントは、子会社のサッポロ飲料の発行する新株予約権付社債(発行総額38億円)を引き受ける。サッポロ飲料は、調達資金を事業再構築などに充てる。CB発行後も、サッポロHDがサッポロ飲料の議決権の過半数を維持する予定だが、CB発行の具体的な内容は08年1月に決める。

 飲料事業の再生パートナーにクレセントを選んだ理由について村上社長は、事業会社や他のファンドなどあらゆる選択肢を検討したが、最終的に「幅広い投資経験や事業再構築の知見などを評価した」と説明した。

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