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〔金利マーケットアイ〕スワップ金利は低下、ブル・フラット化

〔金利マーケットアイ〕

 <16:26> スワップ金利は低下、ブル・フラット化

 スワップ金利は低下。イールドカーブはブル・フラット化した。「5年から10年で、フラットニングのフローが午前中からみえていた。米系のインベストメントの長期の受けが目立った」(邦銀)と話す。ただ、午後は債先の動きがほとんど止まってしまい、閑散。スワップ金利は前日夕方対比で、2年が1.25bp程度、3年が1.50bp程度、5年が1.75bp程度、7年が2.00bp程度、10年が2.25bp程度、20年が2.25bp程度、30年が2.25bp程度のそれぞれ低下となった。

 <15:30> 現物債各ゾーンで金利低下、生保など押し目買い

 現物債市場も各ゾーンで金利が低下した。一度は利益確定の売りから金利の低下幅を縮小する場面もあったが、各セクターともに押し目買いが入った。市場では「超長期ゾーンへの生保などの長期化需要、中期ゾーンには輪番オペの効果、短期ゾーンにはきょうから開催される日銀金融政策決定会合で、ターム物金利の抑制策として、短期国債の買い取りが増額されるとの思惑が働いた」(国内証券)との指摘があった。 

 国債先物は続伸で18日の取引を終えた。米国市場で株安/債券高となった流れを引き継いで、寄り付きから買い先行となったが、午後は業者中心の買い戻しと戻り売りが交錯し、上値が重くなる場面があった。景気後退への警戒感と需給悪化懸念の綱引きが続いている。

 国債先物の中心限月3月限は前日比26銭高の139円64銭で大引けた。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比3bp低下の1.250%。

 <15:10> コール加重平均0.112%前後か、T―Bill利回りさらに低下

 18日の短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均金利は0.112%前後になる見通し。依然として準備預金残高が高水準な状況が続いており、積み初期段階でも資金需給はひっ迫しにくい。大手銀行は0.10%割れで資金を調達した。2営業日後に始まる現金担保付き債券貸借のジェネラル取引金利も安定的に推移しており、国債買い現先オペの落札利回りも緩んだ。財務省が実施した3カ月物国庫短期証券(5回債、5月25日償還)の落札金利は小幅低下、流通市場でも買われたという。

 ユーロ円金先の中心限月6月限は、前日清算値より1ティック高い99.470付近で推移している。これは、日経平均株価の下落や国債先物相場の上昇が背景。

 <15:00> 日本ソブリンCDS一段と拡大、金利低下を連想

 クレジット市場では、日本ソブリンのCDSスプレッドが一段と拡大している。18日の取引はドル建て5年で125bp、130bp、120bpとなっている。17日は122.5bpでの取引だった。CDS指数も気配で570─590bpと、600bpをうかがう展開となっている。市場では「クレジット市場のスプレッドの急拡大は信用不安を一層呼び、債券への逃避買いから金利低下要因となる連想が働く」(国内証券)との声が聞かれた。

 <14:30> 超長期ゾーンに押し目買い、生保の長期化需要

 現物債市場では、超長期ゾーンに押し目買いがみられる。市場では「運用利回り維持、中長期的なALM戦略(負債の金利リスク削減)による生保などの長期化需要と思われる」(外資系証券)と話す。20年債は前日比1.5bp低下のの1.880%、30年債は同1.5bp低下の1.895%を付けている。

 東京電力9501.T<0#9501=JFI>が期間20年の国内普通社債(SB)の発行条件を決定した。発行額500億円、利率2.205%、スプレッド第108回国債流通利回り+31bp。昨年11月21日に20年債を起債したときのスプレッドと同じになった。起債関係者によると、生保、信託、公的、系統金融機関などに順調に売れた。

 <13:50> 新発T―Bill流通利回り、落札金利割り込んで推移

 市場参加者によると、18日入札の3カ月物国庫短期証券(5回債、5月25日償還)の流通利回りが、入札時点の落札利回りを下回って推移している。入札時の最高落札利回りは0.2508%、平均は0.2484%。これに対し、流通利回りは0.2375―0.2400%の気配という。一部では0.2375%での取引が成立した。「取引量は少額で過熱感はない」(国内金融機関)とはいえ、先行きの金利先安観を反映したかたちとなっている。

 日銀が18―19日に開催する金融政策決定会合では、ターム物金利抑制に向けた対策が打ち出される見通し。日銀がこれまでに本店方式で実施してきた年度末越えの共通担保資金供給オペでは、5月期日の落札利回りが0.220%付近。参加者からは「新たな対策が浸透すれば4―5月期日の落札利回りが下がり、結果として3カ月物T―Bill利回りが0.2%ちょうどを目指す可能性がある」(別の国内金融機関)との声も聞かれた。

 <13:30> ユーロ円金先は小じっかり、出来高3000枚余りで薄商い

 ユーロ円3カ月金利先物は小じっかりで推移している。足元の取引水準は、中心限月6月限が前日清算値より1ティック高い99.470付近。日経平均株価の下落や国債相場の上昇といった外部環境の振れを手掛かりに、やや買いが先行する展開となっているため。

 もっとも、日銀が18―19日に開催する金融政策決定会合を控えていることもあり、取引量はさほど盛り上がっていない。午後1時半時点で6月限の出来高は3000枚余りにとどまっており、参加者からは「動意に乏しい」(国内金融機関)との声が聞かれた。

 <13:15> 国債先物はもみあい、売買交錯

 国債先物はもみあい。足元の中心限月09年3月限は、前日比34銭高の139円72銭近辺で推移している。市場では「業者中心の買い戻しと戻り売りが交錯している。日経平均の下げ幅が縮小すると、やや売り圧力が強くなり、上値が重くなっている」(外資系証券)との声が出ていた。

 現物債市場は各ゾーンとも様子見。超長期ゾーンの金利が低下していることについて、きのう40年利付国債の入札を順調にこなしたことから、市場では「取引しやすくなった。来月のインデックス長期化の先取りなどから買いがやや優勢となっている」(別の外資系証券)との声が聞かれた。20年債は前日比1bp低下の1.885%、30年債は同1.5bp低下の1.895%を付けている。中長期ゾーンの利益確定の売りは止まっており、長期金利は同2bp低下の1.260%、5年債は同1bp低下の0.710%で推移している。

 <12:35> T―Bill落札利回り0.2508%、前回対比で小幅下がる

 財務省が実施した3カ月物国庫短期証券(5回債、5月25日償還)の入札結果は、最高落札利回りが0.2508%、平均は0.2484%となり、前回落札利回りより小幅低下した。事前に予想された水準に沿った。ターム物金利抑制に向けた積極策が打ち出されるのでは、との見方を背景にした金利先安観が支えになったとみられている。もっとも、金利低下ピッチは依然として緩慢となっており、参加者からは「投資家の動きはさほど活発ではない」(国内金融機関)との声も聞かれた。

 価格競争入札における落札額4兆7310億円に対し、応札額は16兆6472億円だった。10日入札の3カ月物T―Bill(3回債、5月18日償還)の落札結果は、最高利回りが0.2608%、平均は0.2552%だった。

 <11:33> 国債先物は続伸で午前終了、景気後退と需給悪化懸念の綱引き続く

 国債先物は続伸で午前の取引を終えた。米国市場で株安/債券高となった流れを引き継いで、寄り付きから買い先行となった。もっとも、前日比で40銭高の水準になると、業者中心に利益確定の売りが出て上値が重くなった。市場では「景気後退への警戒感と需給悪化懸念の綱引きが続くことに変わりはなく、一気に上値を抜ける情勢ではない」(国内証券)とみられている。

 現物債市場も各ゾーンで金利が低下した。先物主導で買いが先行し、株安から安全資産の質への逃避が進む展開となった。市場では「長期金利は1.2%台前半から半ばは利益確定の売りのゾーンだけに、金利の低下幅が縮小したが、1.260%水準で一部銀行勢などから買い戻しが入る可能性がある」(外資系証券)との声が聞かれた。日銀が10時10分に2本の国債買い入れオペを通告したが、現在の反応は限られている。ただ、市場では「マーケットには、ここでポジションがうまくはければ軽くなるイメージがあり、特に中短期ゾーンは金利がさらに低下する可能性がある」(別の国内証券)との見方が出ていた。

 17日に米政府に経営再建計画を提出し、政府融資を要請した米自動車大手の動きについて、市場では「観測が出ていた米連邦破産法11条の適用申請が回避されたことで、債券への影響は限定的だ。オバマ政権にボールが投げられたわけで、まず雇用対策が注目される」(同国内証券)と話す。

 国債先物の中心限月3月限は前日比27銭高の139円65銭で前引けた。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比2bp低下の1.260%。

 <11:15> T―Bill入札前取引は0.250%、落札利回り小幅低下か

 財務省は午前11時半締め切りで3カ月物国庫短期証券(5回債、5月25日償還)の入札を実施する。市場参加者によると、新発債は入札前の業者間取引で0.250%の出合いをつけた。気配は0.245―0.250%となっており、この水準が落札利回

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