[台北 2日 ロイター] 台湾の金融監督委員会(FSC)は、台湾の銀行が中国本土で業務を行う際のルールを緩和した。中国における事業拡大を後押しし、世界の金融機関との競争力向上を目指す。
台湾の金融機関は、中国の金融機関による相互参入に対する政治的懸念などを背景に、中国市場でのビジネスに出遅れており、中国本土やグローバルな金融機関に比べ、中国市場でのシェアが低水準にとどまっている。
FSCは、台湾の銀行に対して支店開設、子会社設立、中国の銀行への出資の3つの選択肢から2つを選ぶことを義務付けている現在の規制を撤廃する方針を示した。