for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

UPDATE1: 民主党新代表に鳩山氏、政権交代で生活者主導の政治を実現

 [東京 16日 ロイター] 民主党は16日午後、都内のホテルで衆参両院の党所属国会議員の投票による代表選挙を行い、鳩山由紀夫幹事長を新代表に選出した。鳩山氏は有効投票総数219票のうち124票を獲得し、岡田克也副代表(95票)との一騎打ちを制した。代表選後に会見に臨んだ鳩山新代表は、次期衆院選での政権交代実現に向けた強い決意を表明、官僚主導の政治から生活者主導への転換に取り組むと訴えた。また、消費税率の引き上げにあらためて否定的な見解を示すとともに、日本経済は「相当のことをやらないと浮揚しない」と語り、内需拡大が不可欠と指摘した。

 <執行部に小沢・前代表を起用、麻生首相に早期の解散求める>

 会見の冒頭、鳩山新代表は「必ず政権交代を実現し、日本の世直し、大掃除をしたい」と強調した。

代表就任に伴い直ちに執行部づくりに着手するが、衆院選が間近に迫る中で「大きなリシャッフルは念頭にない」と幹部の大幅な入れ替えをしない方針を表明。焦点となっている小沢一郎・前代表の処遇についても「何らかのかたちで執行部に加わってもらうことが望ましい」と述べ、代表選を戦った岡田氏も含めて重要ポストに起用する考えを示した。新体制の決定時期については「国会日程に影響を受けないようにしたい」と語り、早急に詰める方針だ。

 民主党は鳩山新代表を先頭とした挙党態勢で来るべき衆院選に挑むことになるが、鳩山氏は、現在開会中の通常国会において09年度補正予算案や重要法案が処理され次第、麻生太郎首相に早期の衆院解散を求めていくと発言。補正予算案などの審議についても「引き延ばし戦術を使う必要はない」と積極的に審議に応じていく姿勢を示した。

 衆院選の獲得議席目標について「願わくば単独過半数。少なくとも自民党を凌駕する議席を得なければならない」と指摘。政権奪取後も「現在の野党共闘を続けていく」ことを明言した。

 <消費税上げ4─5年必要ない、内需拡大に全力>

 次期衆院選では「政権交代を実現させるのか、いままでの体制の延長で国民が満足するのか、どちらを好むのか」と政権交代自体を争点に掲げる考え。「官僚基点から生活者基点、中央集権から地域主権という日本の姿が変わることを示して戦いたい」とも述べ、「官僚主導から生活者主導の政治」を強調した。

 争点の1つと目されている消費税率の引き上げに関しては、代表選に先立って行われた討論会で「

経済が疲弊している中で、消費税の議論は必要ない」との考えをあらためて表明。民主党は基礎年金の全額税方式を主張しているが、「(年金制度の)移行期間中のいずれかの時期に消費税アップを考える話であり、4─5年の間にその必然性になるとは思っていない」と語った。

 経済政策では「現在の日本経済は危機的状況にある。相当のことをやらない限り、浮揚させることはできない」との認識を示した上で、「内需拡大に全力を尽くす」と指摘。

 具体的には、「国民1人ひとりの消費、購買能力を高めるため、家計を刺激する。(家計の)2割アップ作戦をこれから展開する」ことなどを挙げた。子供手当てなどを含め、政策実行のための財源については「200兆円を超える一般会計と特別会計の事業仕分けをやっているが、無駄遣いが多い」とし、無駄遣いの削減で10兆円程度が捻出できるとした。

 (ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)

(sumio.ito@thomsonreuters.com; 03‐6441‐1832; ロイターメッセージング:sumio.ito.reuters.com@reuters.net)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up