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WRAPUP2: 米政府は経済危機に全方面から対処、進展みられる=オバマ大統領

 [ワシントン 24日 ロイター] オバマ米大統領は24日、ホワイトハウスで記者会見し、米政府は経済危機に対して全方面から対処しており、一連の経済危機対策に進展がみられると述べ、米国民に対し政府の経済対策に信頼を持つよう呼びかけた。

 オバマ大統領がゴールデンタイムにテレビ中継される記者会見に臨んだのは、1月20日の就任以来2回目。会見の冒頭で同大統領は「米国はこの景気後退(リセッション)から回復する。ただ回復には時間がかかり、忍耐を要する」と述べた。

 オバマ氏は会見で経済問題に焦点をあて「あらゆる方面からこの危機に対処するため、政府は総合的な対策を導入してきた。それは、雇用創出、ローン返済能力のある住宅保有者への支援、融資の再拡大、米経済の長期的な成長に向けた対策などだ。これらの対策が進展する兆しが見え始めている」と述べた。

 オバマ政権は、低迷していた住宅市場に改善の兆しが出てきたが、大半の経済指標はまだ非常に弱いとの認識を示している。

 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)AIG.Nが1800億ドルの公的資金を受け取った後、1億6500万ドルの賞与を幹部に支給した問題が国民の反発を招くなか、高い支持率を誇るオバマ氏は試練に立たされている。

 オバマ氏は、国民の怒りを静め、この問題の対応にあたったガイトナー財務長官の辞任要求を交わす一方、AIGの賞与支給を繰り返し批判せざるを得なくなった。

 この問題について、大統領自身からの批判が遅れた理由について聞かれると、「話す前に内容を理解したかったので数日かかった」と答えた。

 民主党の一部からも大きすぎるとの批判が出ている総額3兆5500億ドルの2010年度予算案については、「借金と消費の時代から、貯金と投資の時代へ移行」を促進することにより、広範な経済成長への道を開くと擁護した。

 この予算案に基づく米議会予算局(CBO)の試算では、財政赤字は、2009年度は1兆8000億ドル強、2010年度は約1兆4000億ドルになる。

 数々の課題に直面していることを認識した上で、オバマ大統領は「短期間で効く対策はなく、特効薬もない」と述べた。

 また、国際舞台へのデビューとなる4月2日にロンドンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で、欧州首脳との間の意見の相違に直面するとの懸念に対し、世界各国の首脳は経済成長を後押しし、新たな金融規制を導入する一方、保護貿易主義を排除するという共通の目標を共有できるはずだと述べた。

 大統領は、米経済の低迷にもかかわらず、米経済見通しへの信頼でドルは「非常に強い」と述べるとともに、中国やロシアが提案している単一国際通貨構想について必要性はないとの認識を示した。

 さらに米国とイランの外交関係の新たな始まりを提案していることについては本気で実行していく姿勢を示した。また、すでに米国の強い関与を約束したイスラエル・パレスチナ紛争の現状は「持続不可能」と述べた。

原文参照番号[nN23306403](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN23306403]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

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