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利子の支払猶予活用へ、一部債務の支払い停止の可能性=エクアドル

 [キト 14日 ロイター] エクアドル政府は14日、15日に期日を迎える3060万ドルの利払いについて、30日間の猶予を活用することを明らかにした。また、債務の支払いを一部停止する可能性があると警告した。

 猶予期間に入るのは2012年償還のグローバルボンド。

 これを受けてスタンダード&プアーズは、エクアドルの格付けを「Bマイナス」から「CCCマイナス」へ3段階引き下げた。

 ビテリ財務相は、利払いを実施するかどうか決定する前に、債務に関する広範な監査の最終結果を分析する方針を示した。

 同相は記者団に対し「政府は最大30日間の支払猶予を活用すると決めた。深刻な不正行為の可能性が明らかになったため、監査報告の公式発表を待つことを決定した」と述べた。

 さらに、不正行為発覚のため、2国間あるいは複数の国との債務の支払いの一部を停止する可能性も排除できないと語った。

 政府は9月、2012年、2030年償還のグローバルボンドをめぐり不正行為の可能性が見つかったことを明らかにしていた。

 財務省のデータによると、2012年、2015年、2030年償還のグローバルボンドの総額は38億ドルとなっている。

原文参照番号[nN14501020][nN14446585](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN14501020][ID:nN14446585]でご覧になれます。

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