[パリ 15日 ロイター] フランスのラガルド経済財務雇用相は15日、フランスの銀行のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)関連の損失は150億ユーロだと明らかにした。仏ラジオ局に対し述べた。
仏銀クレディ・アグリコールCAGR.PAの状況については「個別の上場企業についてコメントしたくないが、一部新聞報道は行き過ぎの感がある」と述べた。
クレディ・アグリコール株は0831GMT(日本時間午後5時31分)現在、2.11%安で推移している。
クレディ・アグリコールCAGR.PAは15日、取締役会を開催するが、仏紙ルモンドは前週、今回の取締役会で会長や最高経営責任者(CEO)が辞任する可能性があると報じた。
ルモンド紙は、同行傘下にありグループの資本の大半を掌握する地域銀行からの批判を受け、Georges Pauget最高経営責任者とRene Carron会長が辞任を迫られる可能性があると伝えた。
また15日付のラ・トリビューン紙は、幹部の辞任報道を重要視しないクレディ・アグリコールの関係者の話を報じた。
この関係者は「グループ内に論争が起こるのは伝統で、時には緊張が走ることもある。しかし、クーデターを起こすような歴史はない」と述べた。
記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
※原文参照番号[nL15427736](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nL15427736]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)