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2月の国内投信は6201億円の流入超、分配型債券ファンド人気で26カ月ぶりの高水準に

 [東京 5日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーによると、2月の国内追加型株式投資信託(ETFを除く)の純流出入額(設定額から解約額と償還額を引いたもの)はプラス6201億円(推計値)となり、07年12月以来26カ月ぶりの高水準をつけた。分配金が高い新興国債券ファンドや通貨選択型ファンドなどへの活発な資金流入が支えとなり、前月の純流入額3944億円(確定値)を大幅に上回った。流入超は12カ月連続。

 ETFを含めた資金フローもプラス5951億円(推計値)で、前月のプラス3470億円(確定値)に続き12カ月連続の流入超となった。

 「昨年の運用成績がよかった米ハイイールド債投信を利益確定のために売ったり、基準価額や分配金が下落している大型ファンドなどを売却し、毎月分配金が高い債券型ファンドに乗り換える動きが口コミなどで広がっているようだ」(大和ファンド・コンサルティングの広瀬明徳ファンド調査部長)という。

 <純流入額トップは4カ月連続で債券型エマージンググローバル分類>

 3月3日付のリッパー・データ・リポートによると、リッパー分類別(ETFを除く)で2月の純流入額が最大だったのは4カ月連続で「債券型エマージンググローバル」で2302億円。野村アセットマネジメントが24日に設定した「野新村エマージング債券投信(ブラジルレアルコース)毎月分配型」62007497JP.LPへの流入が全体の数値を押し上げた。

 2位は「株式型ブラジル株」で1525億円。野村アセットが5日に設定した「野村ブラジル・インフラ関連株投信」

62007468JP.LPなど新規ファンドがけん引した。3位は「債券型ブラジルレアル」で1052億円。

 一方、純流出額が最大だったのは「ミックスアセットその他安定型」で457億円の流出超。同分類は26カ月連続の流出超。2位は「債券型グローバル」で342億円の流出超、3位は「債券型グローバル短期債」の190億円だった。

 このほか「ミックスアセットその他バランス型」や株式の組入比率が高い「ミックスアセットその他積極型」も2年以上流出超が続いている。

 <グロソブなど大型ファンドの流出止まらず>

 個別ファンド(ETFを除く)の純流入額トップは、「野村ブラジル・インフラ関連株投信」で888億円。2位は「野新村エマージング債券投信(ブラジルレアルコース)毎月分配型」で843億円。3位は三井住友アセットマネジメントの「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)」62007329JP.LPで432億円。

 一方、純流出額トップは、前月に続き国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」62002137JP.LPで441億円。純資産残高で国内最大の同ファンドは17カ月連続で流出超となった。2位は野村アセットの「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JP.LPで250億円。26カ月連続の流出超。3位は大和証券投資信託委託の「ダイワグローバル債券ファンド(毎月分配型)」62004375JP.LPで177億円だった。同ファンドも14カ月連続の流出超で、ピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」62004937JP.LPを含む大型ファンドからの資金流出が今月も止まらなかった。

リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:0120-996-860)までお問い合わせください。

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(ロイター日本語ニュース 大林優香記者;編集 宮崎 大)

 ※(yuka.obayashi@thomsonreuters.com; 03-6441-1798; ロイターメッセージング: yuka.obayashi.reuters.com@reuters.net)

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