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GPIFが新興国株投資を開始へ、外株投資枠の一部を配分

 [東京 12日 ロイター] 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、外国株式の投資枠の一部を使い、新興国株式への投資を始める。これまで外株投資は原則として先進国株式に限定していたが、「収益機会の拡大を狙い、新興国株特化型運用を導入する」(広報担当者)。投資規模や投資開始時期については未定だが、「マーケットの特性をみながら慎重に投資するのが基本スタンスで、投資額は小規模になる見込み」(同担当者)という。

 GPIFは8日、ホームページ上で、新興国株式のアクティブ運用とパッシブ運用の受託機関を公募すると告示した。ベンチマークは新興国株に特化した指標であるMSCIエマージング指数.MSCIEF(円貨換算、配当込み、税引き後)で、公募の期限は12月10日。選定機関の公表時期は未定で、運用機関の数についても「公募の状況などをみて判断する予定で、現時点では未定」(同担当者)という。

 国民年金と厚生年金の積立金を運用するGPIFは世界最大の年金基金で、6月末の運用資産額は116兆8027億円。このうち約9%に当たる10兆6424億円を外株で運用している。

 GPIFは国内外の債券と株式という伝統的4資産で運用を行っているが、国内の企業年金や海外の年金は、収益率の改善やリスク分散のため新興国株やオルタナティブなどに投資対象を拡大している。GPIFも新たな資産クラスや新興国株の採用について以前から検討を続けており、GPIFの三谷隆博理事長は6月のロイター・インベストメント・サミットで、外株の一部として新興国株特化型の運用を取り込む可能性について、「新興国の高成長と先進国の低成長が予想されるなか、雰囲気としては、運用委員会の中でも新興国投資に理解を示す人が多い」と指摘していた。

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