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ユーロ圏に不安定化リスク、各国の景気浮揚努力必要=ECB総裁
2016年9月26日 / 15:22 / 1年前

ユーロ圏に不安定化リスク、各国の景気浮揚努力必要=ECB総裁

[ブリュッセル/ローマ 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁とクーレ専務理事は26日、ユーロ圏内の経済不均衡により域内が不安定になる恐れがあり、各国政府はEU規則を順守しながら景気浮揚に向け責任を果たす必要があるとの考えを示した。

 9月26日、ドラギECB総裁はユーロ圏経済は英国のEU離脱決定を含む世界的な先行き不透明性の高まりにうまく対応できていると述べた。欧州議会の経済・金融委員会に出席する総裁。(2016年 ロイター/Yves Herman)

ドラギ総裁は欧州議会で「われわれの経済・通貨同盟においては、不安定化のリスクとなる恐れのある不均衡の防止に向け、とりわけ経済の統治をめぐる枠組みが重要となっている」と指摘。

「ユーロ圏が繁栄するには、最もぜい弱な人々に必要な保護を与えながら、成長を進させ、失業を低下させるとともに、国民を力づけるために各国政府の行動が必要になっている」と述べた。

ドラギ総裁は財政的な余力のある国は財政支出を拡大させるようこれまでも主張してきたが、大幅な黒字を抱えるドイツを含め、各国はこれまでのところ聞き入れていない。

ECBのクーレ専務理事もこの日にローマで行った講演で、各国政府がECBへの依存をやめ景気浮揚に向けそれぞれの責任を果たし始めなければ、ユーロ圏は低成長と低金利の罠にはまる恐れがあると警告。

「財政政策と経済政策が役割を果たさない場合、ユーロ圏では低成長と低金利が同時に見られる状態から抜け出せないリスクが出てくる」とし、「金利が『長過ぎる期間にわたり低水準にとどまる状況』から、金利が『永久に低水準にとどまる状況』に移行れば、標準的な金融政策手段の効用が大幅に制限されることになる」との懸念を示した。

ただドラギ総裁もクーレ専務理事もECBの政策を擁護しながらも、ECBの政策に副作用はあるとの認識は表明。ドラギ総裁は「金利が非常に長い期間にわたり非常に低い水準にとどまれば副作用が出てくるのは明白で、こうしたことは特に金融安定に影響を及ぼす」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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