January 28, 2019 / 6:47 PM / 9 months ago

ユーロ圏経済は予想より軟調、必要ならQE再開も=ECB総裁

 1月28日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏経済はここ数カ月間は予想より軟調となっており、世界的な不確実性が経済心理の重しとなっているとの認識を表明し、ECBは必要に応じて債券買い入れを再開する可能性もあると述べた(2019年 ロイター/FRANCOIS LENOIR)

[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は28日、欧州議会で行った証言で、ユーロ圏経済はここ数カ月間は予想より軟調となっており、世界的な不確実性が経済心理の重しとなっているとの認識を表明し、ECBは必要に応じて債券買い入れを再開する可能性もあると述べた。ただ年内再開の公算は小さいとの見方を示した。

ドラギ総裁は「軟調な外需のほか、一部の国、および一部のセクターに特定的な要因により、過去数カ月間にわたり、入手される情報は予想より弱い状態が続いた」と指摘。「特に地政学要因、および保護主義の脅威に関連する根強い不確実性が経済心理の重しになっている」 と述べた。

その上で「中期的に域内の物価圧力の一段の高まり、および総合インフレ動向を支援するために、大規模な金融政策上の刺激がなお重要」とし、「ECB理事会には必要に応じてすべての政策措置を調整する用意がある」と述べた。

ドラギ総裁はその後の質疑応答で、昨年12月に終了させた債券買い入れ策の再開に関する質問に対し、「極めて望ましくない状況になった場合、ECBは持ち合わせている他の措置を再開することができる」と表明。ただ「現時点ではこうした緊急事態が現実のものになるとはみていない。年内は当然、こうした事態には陥らない」と述べた。

ECBは昨年12月の理事会で総額2兆6000億ユーロの債券買い入れ策の終了を決定。前週に開いた1月の理事会では、主要政策金利を据え置いたほか、金利を少なくとも今夏にかけて現在の記録的な低水準にとどめるとのガイダンスも維持したが、ドラギ総裁は理事会後の記者会見でユーロ圏の経済成長に対するリスクは下向きに移行したとの認識を表明した。

これを受けECBの金融引き締めが遅延するだけでなく、再び一段の景気支援策を発表するのではないかとの観測も台頭しており、市場ではECBの最初の利上げはドラギ総裁の任期が今年10月に切れた後の来年半ばになるとの見方も出ている。

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