August 26, 2015 / 3:19 PM / 4 years ago

9月米利上げの切迫性、市場混乱で薄れた=NY連銀総裁

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は26日、国際市場の混乱を踏まえると、連邦準備理事会(FRB)の来月利上げは、適切でなくなっているとの認識を示した。

 8月26日、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、来月利上げは適切でなくなっているとの認識を示した。写真はニューヨークで4月撮影(2015年 ロイター/Eduardo Munoz)

総裁の発言は、中国経済の減速がFRBの金融政策に影響する可能性を浮き彫りにした。

総裁は記者団に対し「現時点で、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で正常化プロセスを決定することは、数週間前と比べ切迫性が薄れている印象がある(seems less compelling)」と述べた。

弱い中国指標に端を発した株安連鎖は世界経済の成長を阻害しかねず、金融市場の状況を米国の利上げ開始に不適切なものにしているとした。

一方で「米経済状況や国際金融市場の動向に関する一段の情報を入手するため、会合までに切迫性が高まる可能性がある」とも述べ、9月利上げの可能性を排除しなかった。

その上で、利上げ時期を最終的に判断する前に、今後数週間は一段の国内経済指標や、市場動向を見極める意向を表明した。

総裁の発言は地域経済に関する講演時における自発的なもので、FRBからの意図的なメッセージとも受け止められる。総裁はFRB内でハト派で、イエレン議長に近いとされる。

総裁は「国際情勢を受け、米経済成長への下振れリスクが幾分高まった」と分析。中国経済の減速や商品価格下落が新興国市場を圧迫して、世界成長が鈍化するほか、米国の財・サービス需要が後退する可能性が生じているとの認識を示した。

また市場のボラティリティーにより金融状況は引き締まり、信用スプレッドは拡大したと指摘。インフレ率は原油安やドル高で2%の目標を引き続き大きく下回っているとしたが、「われわれは一時的だと予想している」とした。

「短期的な市場動向に過剰反応しないことが重要だ。なぜなら一時の調整なのか、米経済成長やインフレ率の見通しに影響を与える持続的なものなのか、不確かだからだ」とし、米国民の消費意欲への足かせとなり得るのは「大幅かつ長期的な」株価下落だけと語った。

追加の資産買い入れの可能性について問われると、FRBはそれからは「程遠い」と指摘。市場の混乱は「米国の問題ではない」とし、海外の動向に起因していると述べた。

*内容を追加して再送します。

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