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FRBは緩やかな利上げ継続を、インフレ上昇へ=NY連銀総裁
2017年9月8日 / 00:17 / 16日前

FRBは緩やかな利上げ継続を、インフレ上昇へ=NY連銀総裁

 9月8日、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、低インフレが上向く見通しを踏まえ、FRBは緩やかな利上げを続けるべきとの見解を示した。ロンドンで3月撮影(2017年 ロイター/Kirsty Wigglesworth)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - ニューヨーク連銀のダドリー総裁は7日の講演で、低インフレが上向く見通しを踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)は緩やかな利上げを続けるべきとの見解を示した。

総裁の発言は弱い物価指標を受け、これまでよりもややタカ派色が弱めだった。

3週間前に示した年内あと1回の利上げがあるとの見方に改めて言及することはなく、物価が持続的に目標を下回っていることに驚きを示した。

その上で、インフレ率が近く上向き、引き締め政策の継続が可能になるというのがFRBの一般的な見通しだと述べた。

総裁は「インフレ率は現在、われわれの長期的な目標を幾分下回っているものの、金融政策の緩和措置を緩やかに解除し続けることが依然として適切と判断する」と語った。

またFRBの債券ポートフォリオについて、次の10年の初めまでに2兆4000億─3兆5000億ドルに縮小するとの見通しを示した。

ダドリー総裁は低インフレに関して、経済と雇用にとってプラスとなる「構造的要因」を示唆している可能性があるとも述べた。

FRBが物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)価格指数の7月の前年比上昇率は1.4%だった。

しかし、総裁はドルの下落と「一時的で特有な複数の要因による影響が薄れること」で、インフレ率は「中期的に」FRBの目標の2%に上昇するとの見通しを示した。

「米経済は好調が続くとみている」と語った。

また、金融政策の効果は遅れて表れるため、インフレ率が目標を下回っていても引き締めが必要になる場合があると指摘した。資産バブルを巡る懸念は重視せず、価格形成のゆがみや市場の流動性低下はFRBの政策が一因との主張にはくみしない立場を示した。

「数カ月」中にインフレを巡る謎がより明らかになることを望むと語った。

さらに、これまでの利上げにもかかわらず、クレジットスプレッドや株式、債券利回りなどの金融状況は非常に緩和的であることも利上げ継続が妥当と考える理由と説明した。

FRBは19─20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で債券ポートフォリオの縮小計画について発表するとみられている。

ダドリー総裁は年内に米国債などの保有債券を減らし始める公算が大きいとした上で、今後数年間の引き締め効果は「控えめな」ものになるとの見方を示した。

テキサス州を襲ったハリケーン「ハービー」の影響については、ガソリン価格が上昇する可能性はあるが、経済全体の基調を一変させるものではないと分析した。

*内容を追加しました。

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