[2日 ロイター] - ITコンサルティングの仏アトスと米DXCテクノロジーは2日、経営統合を巡る協議を打ち切ることを決定したと明らかにした。
アトスは先月、DXCに債務を含めて100億ドル超の買収を提案したことを明らかにした。合意すれば、ITコンサルティング業界で最大規模の合併となるはずだった。
アトスとDXCはそれぞれ、交渉を打ち切ったとする声明を発表した。DXCによると、アトスの条件は過小評価されているとして情報交換などしたが、折り合いがつかなかったもよう。
DXCは、米HPEのエンタープライズ・サービス部門が分離・独立して2017年に創設されたが、債務問題を抱え、非中核資産の戦略的見直しをしている。
アトスは2018年に米ITサービス会社シンテルを34億ドルで買収した。
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