November 21, 2019 / 5:21 PM / 17 days ago

ECB、銀行のM&A要件緩和も グリーン投資は緩めず

[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の銀行監督委員会である単一監督メカニズム(SSM)のメルシュ副委員長は21日、銀行に関する合併・買収(M&A)の要件を緩めることを検討していると述べた。ECBはM&Aの前に資本増強と不良債権(NPL)の削減を求めているが、基準を下げることで利幅が圧迫されている銀行部門の統合を促す狙いだ。

メルシュ氏はパリで開かれた会議で、M&Aの障壁の多くはECBの権限外で、各国の法律や慣行の違いに関連していると指摘する一方で、M&Aを促す対策は打てると指摘。M&A前に、銀行が資本を増強し不良債権を削減する要件を再検討するところから始められると述べ、「M&A承認の評価基準に立ち返る選択肢を除外しない。不良債権の扱いに関してもだ」と語った。ECBは金融機関同士のM&Aに関連するリスクを念頭に置いた上で、M&Aによる相乗効果を適切に判断し、二重計算を避けるとした。

ECBは2016年、イタリアの銀行バンコ・ポポラーレに対し、ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行(BPM)との合併を承認する要件として10億ユーロ(11億ドル)の資本調達を求めた。合併後80億ユーロの不良債権削減も要求した。

また、SSMのエンリア委員長はブリュッセルで開かれた会合で、グリーン(環境配慮型)計画の承認において資本要件を緩めることはないとした。「特定の資産へのエクスポージャーに関する判断はリスクの度合いに基づくべきだ」と述べた。「グリーン資産に関して資本要件を緩める場合、グリーンでない資産よりもリスクが低いとする明確な証拠が必要だ」とした。気候変動関連計画を巡る銀行へのリスクの対応策を欧州の規制当局と話し合っていると付け加えた。気候変動関連計画は自然災害や環境汚染産業から環境配慮型産業への転換まで幅広い項目を指す。

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