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ECB、政策調整は慎重かつ柔軟に行う必要=クーレ理事
2017年7月7日 / 06:04 / 4ヶ月後

ECB、政策調整は慎重かつ柔軟に行う必要=クーレ理事

[フランクフルト 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、ユーロ圏の経済成長率は上向いているものの基調インフレは依然として弱いとして、ECBは市場の急激な変動を避けるため、金融政策を慎重かつ柔軟に調整する必要があるとの認識を示した。

 7月7日、欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、ECBの金融政策の調整について、市場の急激な変動を避けるため、慎重かつ柔軟に、透明性のある手法で行う必要があるとの認識を示した。写真はロイターのインタビューに応える同専務理事。17日フランクフルトで撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

仏ルモンド紙、伊ラスタンパ紙との共同インタビューで述べた。

クーレ専務理事は、既にECBは、資産買い入れ額を昨年減らした際にスタンスの調整を開始したが、弱いインフレを考慮すれば戦略を今変更する理由はないと述べた。

専務理事は「理事会は、必要なら質的・量的の両面で、施策を引き続き調整する」と発言。「ただ、調整が必要になった場合は、慎重かつ柔軟に行う必要がある。また、インフレ見通しというECBの使命の枠組みにおける重要性に基づいて調整する必要がある」と述べた。

「こうした動きに関するコミュニケーションでは、透明性が必要だ」とし、「そうしないと、実際の決定が下された際に、市場がやや急激に調整するリスクがある」と述べた。

また、成長率の加速は超緩和的なECBの政策にもたらされた部分が大きく、成長拡大を持続的なものにするような構造改革にはまだ支えられていないとの認識を示した。

専務理事は「景気回復がついに始まった。これは全てのセクターや国に広がっているように見える。素晴らしいニュースだ」と指摘。「しかし、この回復は循環的なものであり、金融政策の大きなサポートによるものであるため、警戒を解くのは賢明ではない」とした。

一方で、ユーロ圏各国に対しては、低コストの資金調達環境は終わりに近づいている可能性があるとも警告。「長期金利の上昇は強固な成長の結果だ。各国政府と金融プレーヤーは、それに備えなければならない」と付け加えた。

*内容を追加しました。

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