May 3, 2019 / 3:05 PM / 3 months ago

ECBの金利階層化案、効果より副作用が大きい可能性=独連銀総裁

[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は3日、マイナス金利が銀行に及ぼす悪影響を軽減するため中銀預金金利を階層化する案について、メリットより副作用が大きい可能性があると述べて否定的な見方を示した。

ECBは、銀行の低い利益率がECBの政策の波及効果を弱める可能性があるとの懸念があることから、現在マイナス0.4%の中銀預金金利を階層化して銀行の負担を軽減する措置の是非について議論している。

ただ、ワイトマン総裁は独連銀のイベントで「現在議論されている金利の階層化による負担軽減効果は顕著に表れるだろうが、結局のところは限定的となるだろう」と指摘。

「その上、軽減効果は、この議論を受けて正常化期待が変化することによる追加コストを下回る公算が大きい」と付け加えた。

アナリストらによると、金利の階層化は銀行にとって50億ユーロ程度の負担軽減となる可能性がある。ただ、階層化方式は複雑で、短期間だけ導入される公算は小さいため、マイナス金利のさらなる長期化、銀行収益の一段の悪化を意味することにもなりかねない。

ワイトマン氏はまた、収益力の回復は最終的には銀行側が果たすべき責任だと語った。

ECBは6月の理事会で金利の階層化について議論するとみられるが、関係筋によると、当局者らは導入に消極的だという。

ワイトマン総裁はドイツ経済について、成長率の鈍化は従来の想定よりも長引いており、0.5%という政府の成長率予測は信ぴょう性があると述べた。その上で、景気が年内に回復する可能性が高いとの独連銀の従来の見解をあらためて示した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below