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ECB、独のデジタルユーロ疑念払拭を模索

[フランクフルト 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は25日、デジタルユーロが預金者や銀行にとって不利になることはないと述べ、ドイツのデジタルユーロに対する疑念を和らげようとした。

ECBは、ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)や、交流サイト最大手の米フェイスブックが主導する法定通貨を裏付けとした「ディエム」などのステーブルコインによる競争を阻止するために、デジタルユーロを5年以内に導入することを目指している。ただECBの主要な株主であるドイツ連邦銀行(中央銀行)は懐疑的な見方を示している。ドイツのフォーカス誌はデジタルユーロが「預金者にとって悲惨なもの」であると指摘した。

ECBのパネッタ専務理事とECB当局者のビンサイル氏は独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙の論説で、デジタルユーロが現金を置き換えることはないと述べた。両者は「ECBは大幅なマイナス金利を適用するためにデジタルユーロを使うことはない」と述べた。

また、デジタルユーロが銀行預金と張り合うことがないように工夫できると主張。ECBはこれまでに、個人が保有できるデジタルユーロに上限を設けたり、一定の水準以上保有した場合に罰則を科したりする計画を公表している。

そのほか、デジタルユーロによって域外の企業や権力から独立性を保つことができると述べた。「世界的なテクノロジー大手企業などの欧州以外の事業者が欧州の決済を支配することを阻止しなければならない」とした。

ECBは最近、欧州議会に対して、ステーブルコイン導入への拒否権と監督権の拡大を求めた。

フェイスブックは当初、ユーロを含む主要な法定通貨を裏付けとするステーブルコインの発行を計画していたが、今は米ドルのみに裏付けることを目指している。

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