[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は13日公表した経済報告(Economic Bulletin)で、商品価格の上昇や、新型コロナウイルスのオミクロン株の出現、中銀による迅速な引き締め政策などが今年の世界経済の成長を圧迫する恐れがあるとの見解を示した。
「持続的な供給ボトルネック、商品価格の上昇、オミクロン株の出現が引き続き短期的な成長見通しを圧迫する」とした。
「主要先進国がより早くより急速に金融政策を引き締めた場合、新興国の金融環境に波及する可能性があり、成長の下振れリスクとなる」と指摘した。
オミクロン株によって世界の成長はボラティリティーが高まる公算が大きいが、長期的な影響を予想する段階ではないとした。
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