[フランクフルト 12日 ロイター] - ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州中央銀行(ECB)の政策金利はドイツにとって低すぎるとし、必要以上に長く緩和策をとるべきではないとの見解を示した。
連銀主催のイベントで同総裁は、国内の預金者は低金利に苛立っているとしたが、投資や消費を支援するための措置だと指摘した。
総裁は「ドイツの観点からみて金融政策がドイツにとっては拡張的すぎ、緩和的すぎるのは明白だ。もし独自の金融政策を追求できるなら、別のものになるだろう」と述べた。
その上で「この低金利局面、緩和的な金融政策は必要以上に長く続けるべきではもちろんない」と述べた。
ブーフ副総裁は、国内の一部大都市では不動産価格は20―25%過大評価されているが、価格バブルが形成されている重大なリスクはみられないとの見方を示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」