May 30, 2018 / 3:52 PM / 18 days ago

ECB、伊政局混迷受け直ちに介入せず 状況は注視=関係筋

[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は政局の混迷が深まるイタリアについて事態を注視しているものの、現時点で支援に向け介入を行う理由はないとの見方が出ている。

イタリアの組閣が難航するなか同国の国債が売り込まれ、前日の取引では利回りが急上昇した。ただ関係筋3人はロイターに対し、イタリアの銀行がストレスにさらされていることを示す兆候はなく、中央銀行は政治危機の解決に向けた政策措置を持ち合わせていないことから、ECBは直ちに何らかの行動を起こすことは検討していないと述べた。

イタリア国債利回りは上昇してはいるものの、2010─12年のユーロ圏債務危機時と比べると半分以下の水準にとどまっているほか、銀行預金は安定しており、銀行間取引にストレスが出ている兆候もない。

関係筋の1人は「わずか数日間の情勢に対し行動を起こす中央銀行はない」と指摘。別の関係筋は「銀行預金について心配し始める必要がある時期にはまだ達していない」としている。

イタリア国債の保有高はフランスとドイツの銀行が国内行に次いで大きいほか、イタリア発の債務危機が発生すればポルトガルとスペインが最も大きな波及的な影響を受けるとの見方が市場で出ている。

これについて関係筋は「ECBは他のユーロ加盟国の保全に努めるとみられるが、ECBの措置は破滅的な状況を制御下に置くものにとどまる」との見方を示した。

関係筋の話に対し、ECB報道官はコメントを控えている。

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