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ECB、資産購入延長巡る複数のシナリオ討議=9月議事要旨
2017年10月5日 / 13:20 / 17日前

ECB、資産購入延長巡る複数のシナリオ討議=9月議事要旨

[フランクフルト 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が5日に公表した9月の理事会の議事要旨で、年末に期限を迎える資産買い入れ策の延長を巡るさまざまなシナリオのトレードオフについて討議され、一部メンバーからいかなるシナリオの下でも縮小が正当化されるとの意見が出ていたことが分かった。

このほか、理事会メンバーがユーロ相場の急上昇に対する懸念を示していたことも明らかになった。

同理事会では、延長を短期間にとどめ買い入れ額の縮小を小規模にとどめる案と、より長期にわたり延長し買い入れ額を大きく削減する案のそれぞれの利点について討議。10月26日の次回理事会で決定する公算が大きいとの広範な合意が得られた。

議事要旨は「特に買い入れペースと期間のどちらを選ぶかを巡り、資産買い入れ策の将来的な調整に関するさまざまなシナリオに内在する 全般的なトレードオフについて討議した」とした。

このほか、いかなる変更も政策パッケージ全体に適用される必要があり、適用が資産買い入れ策の規模や期間などの特定の部分に限定されることがあってはならないとの考えも示された。

資産買い入れを巡る討議は継続中であるものの、プラートECB専務理事はこのほど、市場が比較的安定していれば、ECBは資産買い入れプログラムを毎月の買い入れ規模を縮小しながらより長期間にわたり実施できるとの考えを表明。ECBがより長期の延長に軸足を傾けている可能性が示唆された。

ECBはいかなる利上げも資産買い入れ策の終了後になるとの姿勢を明確に示しているため、資産買い入れ延長を巡る議論は利上げ時期にも関係してくる。

議事要旨は「ユーロシステムの純資産買い入れの縮小に向けた機会を提示する方向に状況は収束しているとの見方が示された」とした。

関係筋はこれまでロイターに対し、買い入れの期間を限定しないか、終了期日を決めるかが討議の中心となっていることを明らかにしている。

<ユーロ高巡る懸念>

今回の理事会ではまた為替相場の急な変動に対する懸念も示された。一部メンバーはユーロ高のマイナスの影響が過小評価されており、一部インフレ予測に対する下方リスクとなる可能性があると指摘。プラート専務理事は為替相場を「緊密に注視」する必要があると述べ、従来の「注視する」から語調を強めた。

ユーロ/ドルEUR=は年初から約12%上昇。 ECBスタッフはこの3分の1が金融政策に絡む要因によるもの、残りは需給要因のほか、成長の加速と政治リスクの低下によるものだったとの見方を示している。

*内容を追加しました。

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