April 12, 2018 / 4:32 PM / in 13 days

ECB、ユーロ高・貿易戦争リスクを懸念=議事要旨

[フランクフルト 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が12日に公表した3月の理事会の議事要旨で、政策担当者が米国を巡る貿易戦争のリスク、およびユーロ高によるマイナスの影響に対する懸念を表明していたことが分かった。

 4月12日、ECBが公表した3月の理事会の議事要旨で、政策担当者が米国を巡る貿易戦争のリスク、およびユーロ高によるマイナスの影響に対する懸念を表明していたことが分かった(2018年 ロイター/Wolfgang Rattay)

ECBは3月の理事会で政策金利の据え置きを決定。ただ、必要なら債券買い入れ規模を拡大するとの方針、いわゆる「緩和バイアス」を撤回し、量的緩和の解除に向けた手続きを小幅ながら一歩前に進めた。債券買い入れ策の年内終了に向け軌道に乗っていることを示す象徴的な動きと受け止められている。

外国為替市場では米国の保護主義に対する懸念が一部要因となり、ユーロがここ数カ月上昇しているが、需要が大きく損なわれる事態には至っていない。ただECB政策担当者は為替相場が不確実性の「大きな源」となっていると指摘。一部政策担当者からはインフレに対し一段のマイナスの影響が及ぶとの見方も示された。

議事要旨は「このところのユーロ相場の動きは、マクロ経済的な見通しの改善より、むしろコミュニケーションを含む金融政策上の衝撃に関連しているようにみえるとの指摘があった」とし、「このことは為替相場の上昇が、インフレに対し一段のマイナスの影響を及ぼす可能性があることを示している」としている。

ECBは超緩和的な金融政策の引き揚げに向け慎重に動いているが、市場では米中間の貿易戦争によりこうした動きが阻害されるのではないかとの懸念が出ている。

議事要旨は「貿易を巡る紛争によりすべての関係各国にマイナスの影響が及ぶ可能性があるとの幅広い懸念が高まったことが示された」とし、「信頼に対するマイナスの影響が台頭する可能性を巡っても警告された」とした。

ECBは3年前に債券買い入れを開始。これにより成長が押し上げられデフレ懸念は後退したが、ユーロ圏のインフレはなおECBの目標を下回っている。議事要旨では、インフレの道筋の持続的な調整を巡る条件は達成に近づいているとの見方が示されたものの、進展はまだ十分ではないとの広範な合意があったことが示された。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below