October 9, 2018 / 7:18 PM / 2 months ago

欧州当局、伊銀の流動性監視を強化 国債利回り上昇で警戒=EU筋

[ブリュッセル 9日 ロイター] - イタリア国債利回りが大きく上昇する中、欧州の銀行監督当局がイタリアの銀行について流動性状況の監視を強めていることが9日、EU当局筋の話で明らかになった。ただ現時点では警戒の必要はないとしている。

同筋はロイターに対し、ここ数日は市場が大きく揺れ動いているため「監視体制は通常より強化されている」とし、当局は銀行の預金状況のほか、インターバンク(銀行間)市場も注視しているとした。ただ、これまでのところ警戒が必要な事象は見つかっていないという。

この件に関してイタリア銀行(中央銀行)、および欧州中央銀行(ECB)はコメントを差し控えている。

予算案を巡るイタリア連立政権と欧州連合(EU)当局との見解の相違により、イタリア10年債IT10YT=RR利回りはこの日の取引で一時3.72%と、2014年2月以来の水準に上昇した。

イタリアの銀行は総額3750億ユーロに上るイタリア国債を保有。保有額は全資産の10%程度を占めており、国債利回りが上昇すれば保有額が目減りし、資本の圧迫要因となる。

こうした脆弱性を抱えていることから、銀行株はここ数カ月間で大きく下落している。ただ市場関係者は、ECBが超低金利政策を通して供給した潤沢な流動性によりインターバンク市場は逼迫していないと指摘。

銀行預金の流出も見られておらず、最新のデータによると、イタリアの銀行預金は新政権が発足した6月は2兆4100億ユーロ、7月は2兆3900億ユーロとなっており、ここ数カ月もおおむね安定的に推移している。

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