March 19, 2018 / 2:40 PM / 7 months ago

ECB、討議の焦点シフト QEの行方から利上げの道筋に=関係筋

[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)当局者の討議の焦点が、債券購入プログラム縮小から金利の道筋にシフトしていることが関係筋の話から19日明らかになった。ECB理事会内のハト派の一角も、債券購入の年内終了に前向きな姿勢を示しているという。

関係筋5人がロイターに対し明らかにしたところによると、ECB当局者は2019年半ばまでに利上げを実施するとの市場の観測を快適と感じており、その後の利上げペースに関する討議が高まりつつある。同時に、一部の当局者はインフレ率の緩慢なペースでの上昇を踏まえ、将来の利上げ期待を抑制することを望んでいるという。

関係筋のひとりは「債券購入プログラム延長の唯一の根拠は、利上げ期待の排除とイールドカーブの支援」としたうえで、こうした結果は「フォワードガイダンスの一段の明確化や長期リファイナンスオペの拡大といった他の政策手段を通じても実現可能」と語った。

2人目の関係筋は「債券購入プログラムの再延長を正当化する十分な根拠はみられない」としつつも、「貿易や為替を巡るリスクを踏まえ、利上げ期待に慎重に対応する必要がある」とした。

関係筋によると、ECBは米国が貿易戦争を引き起こす可能性や為替相場のボラティリティ増大への懸念を踏まえ、9月末に終了する予定の債券購入プログラムの行方を巡る最終決定は6月、もしくは7月頃の遅い段階に最終決定する見通しとした。現時点では何ら決定には至っていないという。

米国が発表した関税導入案による成長への影響は比較的限定的となることが予想されるものの、報復措置など、後に一段と深刻な結果につながる可能性があることも指摘した。

短期金融市場では、金利が2019年第2・四半期までに10ベーシスポイント(bp)上昇するとの観測を完全に織り込んでいるほか、同年末までに少なくとも1回の追加利上げがあるとの見方も織り込んでいる。また、現在マイナス0.4%にある中銀預金金利は今後2年間で、0%に上昇するとの予想も織り込まれている。

別の関係筋は、ECBの行動に伴い、利上げ期待が急速に高まる可能性があるとし、「初回の政策決定を行う前にこれら期待をしっかりと固定させる必要がある」と述べた。

4月のECB理事会では、政策スタンスの小幅な調整にとどまり、大きな決定が行われる公算は小さいとみられているという。

ECBはコメントを差し控えている。

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