November 6, 2018 / 3:04 AM / 7 days ago

ECB債券再投資の見直し、変更は最小限の公算=関係筋

[フランクフルト 5日 ロイター] - 関係筋によると、欧州中央銀行(ECB)は満期を迎える保有債券の再投資見直しについて、市場の混乱を避けるために最小限の変更にとどめる可能性が高い。

 11月5日、関係筋によると、欧州中央銀行(ECB)は満期を迎える保有債券の再投資見直しについて、市場の混乱を避けるために最小限の変更にとどめる可能性が高い。写真はフランクフルトで2013年1月撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

ECBの債券買い入れプログラムは12月に終了する予定で、政策当局者は1月以降に償還される債券の再投資先を決定する必要がある。

ECBは資金配分の基礎となる加盟国の出資比率(キャピタルキー)を年内に再計算する。これによりドイツの割合が増える一方でイタリアは縮小する見込みだ。

しかしECB理事会に近い複数の関係筋は、債券市場の混乱を避けたいとして、新しいキャピタルキーは少なくとも当初は、再投資計画に基づく新規の買い入れにのみ適用する公算が大きいとの見方を示した。

関係者の一人は新しいキャピタルキーは「先を見越した」ものになるため、新規購入だけに関連すると説明した。別の関係者は長期的にECBの保有債券が新たなキャピタルキーを反映するよう再投資は徐々に調整されると述べた。ECBの報道官はコメントを控えた。

いずれの関係者もこの問題に関するECB事務局による提案を確認しておらず、理事会では非公式にも討議されていないとし、自らの意見にすぎないと説明した。協議は7日に始まる見通しとなっている。

ECB理事会はまた英国の欧州連合(EU)離脱に伴いイングランド銀行(英中銀)が資金を引き揚げた後の資本減少についても検討する。

ある関係者によると、他のEU中銀が減少分を肩代わりする案は中銀からの配当が減るとして一部の国が消極的で、これらの国は資本を名目上変更しない案を支持している。貨幣を発行できる中銀の資本はおおむね象徴的なものであることから、こうした方式はメキシコなど他の中銀でも採用されている。

また別の関係筋は英国のEU脱退は3月末のため、決定は先送りされる可能性があると述べた。

もう一つの課題はECBが長期国債の買い入れを増やして保有債券の償還年限を長期化するかどうかだ。

関係筋によれば、この問題は夏ごろに提起されたが、一部の国の長期債が不足しているため技術的な制約に直面している。

ECBは発行額に比例して債券を買い入れ「市場に中立的」であることを目指している。仮にイタリアなど債務の多い国に照準を当てて長期債を購入すれば批判にさらされることになる。

また複数の関係筋は、変動金利型の住宅ローンなどの算出に用いられる短期債の方が一部の国では経済への影響が大きいと指摘している。

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