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3月追加緩和なら銀行への打撃軽減目指す=ECB副総裁
2016年2月19日 / 17:26 / 2年後

3月追加緩和なら銀行への打撃軽減目指す=ECB副総裁

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、インフレの回復が遅れると判断すれば、ECBは3月10日の理事会で行動する可能性があるとし、その場合には意図せぬ打撃から銀行を守るよう配慮する考えを示した。ロイター・ニュースメーカーのイベントで述べた。

副総裁は、何も決定されていないとしたが、銀行のコストにすぐに直接的な影響が及ばないよう追加緩和を実施することは可能と述べた。

日銀やスイス中銀が適用金利に階層を設けた上でマイナス金利を導入した点をめぐり、「追加緩和の手段を考える上で、日本やスイスなどが実施しているように、銀行への影響を和らげなければならない」と述べた。預金金利をマイナスとする主目的は短期金利に影響を与えることとした。

ECBも過去に預金金利に階層を設けることを選択肢の1つとして検討したが、複雑すぎるとして見送ったとされる。

JPモルガンのアナリストは今回の発言について「ECBが階層式の金利設定を真剣に検討し始めている初めての本格的な兆候」と指摘。「また銀行収益への市場の懸念を受けても躊躇することなく、最善の追加緩和策は何かをかなり積極的に検討していることを示唆している」との見方を示した。

副総裁は追加緩和の可能性をめぐり「議論の焦点は今後のインフレ動向だ」とし、「インフレ軌道が危うい状況で、正常化が遅れる恐れが強まっているとの結論に至れば、理事会は行動することを決める可能性がある」と述べた。

原油価格の低迷を受けて、上期には総合インフレ率が1─2カ月マイナスとなる可能性もあるとしたが、「下期にはインフレが上向くと予想している」と述べた。

また世界経済の成長には複数のリスクが存在するとしながらも、2008年の金融危機やリセッション(景気後退)の状況とは「全く異なる」と指摘。「リスクは下向きだが、世界経済が再びリセッションに陥るようなことはない」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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