[マドリード 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は22日、インフレ率を中期目標の2%まで低下させるには政策金利をさらに引き上げ、しばらくの間は制約的な領域にとどめておく必要があるとの見解を示した。
スペイン中銀のウェブサイトによると、総裁はバルセロナでの講演で「金融引き締めのプロセスは順調に進んでいるが、今までに入手できる情報に基づくと、まだ幾分先がある」と語った。
投資家はECBが夏の終わりまでにあと2回利上げを実施し、中銀預金金利が3.75%になると予想している。また、来年には利下げを見込んでいる。
総裁は「持続的に目標を達成するため、金利は制約的な領域に長期間とどまる必要がある」と述べた。
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