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ユーロ圏の借り入れコスト、なお低水準 緩和解除は慎重に=ECB副総裁

5月19日、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ユーロ圏で過去数カ月、債券利回りが大きく上昇しているが、政府・家計・企業は依然として低コストでの借り入れが可能との認識を示した。写真は2020年1月、ブリュッセルで会合に出席するデギンドス氏(2021年 ロイター/Johanna Geron

[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は19日、ユーロ圏で過去数カ月、債券利回りが大きく上昇しているが、政府・家計・企業は依然として低コストでの借り入れが可能との認識を示した。

ただ、債券市場の支援策の解除は慎重に行う必要があるとも述べた。

ユーロ圏では新型コロナウイルスの感染が減少し、経済活動が段階的に再開されており、市場はECBの債券買い入れ縮小を織り込み始めている。

デギンドス氏は記者会見で「現在の金利は政府や家計、企業の借り入れに好ましい水準だ」と語った。

ただ、金融緩和の解除は慎重に行うべきだと改めて主張。「段階的に、非常に慎重に、景気回復の進行と並行して行うべきだ」とした上で、「個人的には、慎重すぎて失敗する方がよいと思っている。支援措置の段階的解除については、多少積極的に行いすぎるよりも、慎重に行う方がはるかによい」と述べた。

その後、CNBCとのインタビューでは、利回りの上昇が「不当」と判断されればECBは行動を起こす用意があるものの、景気回復を伴う場合はこの限りでないと表明。「経済の回復が進み、インフレ率が上昇したり経済活動が正常化すれば、名目利回りは上昇せざるを得ない」と話した。

ECBは来月10日の理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れペースを落とすのか、維持するのか、速めるのかを決める。

ユーロ圏長期金利の指標である独連邦債10年物利回りはマイナス圏にあるものの、2019年半ば以来の高水準となっている。

*写真を添付して再送しました

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