[マドリード 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は13日、新型コロナウイルス感染拡大による影響について、経済活動の面でユーロ圏では最悪期は過ぎたと述べた。ただ経済が完全に回復し、以前の状態に戻るには最大2年かかるとの見通しを示した。
デギンドス副総裁は、ユーロ圏経済は今年第3、第4・四半期に上向くと予想しているとし、「不確実性は高いものの、2021年の経済成長率は6%に達する可能性がある」と述べた。
ただ、ユーロ圏経済は新型ウイルス感染拡大により深刻なリセッション(景気後退)に直面しているとし、回復支援に向け財政政策面での一段の協力が必要になっているとの考えを示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」