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ECB、緊急刺激策からの転換巡り「近々」議論へ=副総裁

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は28日、新型コロナウイルス禍を受けて導入された緊急刺激策からの転換を巡って近い将来、議論される見通しだが、こうした議論は時期尚早という考えを示した。写真はデギンドス副総裁。2020年1月撮影(2021年 ロイター/Johanna Geron)

[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は28日、新型コロナウイルス禍を受けて導入された緊急刺激策からの転換を巡って近い将来、議論される見通しだが、こうした議論は時期尚早という考えを示した。

会議で「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)から公的部門証券買い入れプログラム(PSPP)への移行に関して、われわれはまだ話し合っていないものの、近々行われるだろう」と語った。

域内の銀行については、信用力が低下しており、政府の支援策が解除されればこの傾向はさらに強まると予想。「信用の質の低下を示す初期の兆候がすでに見られる。例えば、信用リスクが高まっていると報告された融資の割合が大幅に増加しており、支援策が段階的に廃止された場合、資産の質は悪化する可能性が高い」と述べた。

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