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ECB、ワクチン加速なら緊急措置の解除に着手可能=副総裁

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁(写真)は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済が加速すれば、ECBは緊急緩和措置の段階的解除に着手できるとの見方を示した。昨年9月にベルリンで撮影。代表撮影(2021年 ロイター)

[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済が加速すれば、ECBは緊急緩和措置の段階的解除に着手できるとの見方を示した。

イタリア紙レプブリカのインタビューで「ワクチン接種の加速によって夏までに欧州の成人の70%が接種を受け、経済が加速し始めれば、金融政策面でも緊急モードの段階的解除について検討を始めることが可能になる」と述べ、「金融政策の正常化は経済の正常化と歩調を合わせるべきだ」との見解を示した。

欧州でこれまでに1回目のワクチン接種を受けた人は人口の3割に満たない。専門家は7月末までに7割が2回の接種を終える可能性は低く、8月末がより現実的な時期とみている。

デギンドス氏は、金融緩和策を過度に長期間継続するリスクにも警鐘を鳴らし、時期尚早な解除と同じくらい有害な副作用をもたらす可能性があると指摘。「緊急措置を過度に長引かせれば、モラルハザード(倫理の欠如)や欧州経済の部分的なゾンビ化のリスクが生じる恐れがある」と述べた。

欧州のサービス部門は現在、政府の支援によって存続している部分が大きい。デギンドス氏は、各国政府は財政に負担がかかっても、支援の解除は段階的に行わなければならないと強調。「危機後にはこうした措置を段階的に、非常に慎重に行うことが極めて重要だ。さもなければ回復が止まるリスクがある」と述べた。

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