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保護主義、世界的な経済成長への脅威=ECB総裁
2017年8月25日 / 22:06 / 3ヶ月後

保護主義、世界的な経済成長への脅威=ECB総裁

[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は25日、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催中の年次経済シンポジウムで講演し、世界的な貿易や連携が脅かされており、生産性さらには先進国の成長へのリスクとなり得るとの見解を示した。

 8月25日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁(右)は、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催中の年次経済シンポジウムで講演し、世界的な貿易や連携が脅かされており、生産性さらには先進国の成長へのリスクとなり得るとの見解を示した。写真はECB本部で7月20日撮影(2017年 ロイター/Ralph Orlowski)

講演では金融政策に関する言及はなかった。

ドラギ総裁は開放的な通商と世界的な協力は成長押し上げに不可欠との考えを示し、保護主義が世界経済に及ぼす脅威について警告。「保護主義への転換は生産性の継続的な伸びと世界経済の潜在成長に対する深刻なリスクとなる」とし、「世界経済を活性化させるには、保護主義への傾倒を拒絶する必要がある」と述べた。

ユーロ圏経済は好調となっているものの、加盟国間の格差は拡大。ドラギ総裁は「潜在成長が一段と強くならなければ、現在世界的に見られている循環的な回復は最終的に低成長に向け収束する」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長はドラギ総裁に先立ち行った講演で、2007─09年の危機以降に導入された改革により経済成長を阻害することなく金融システムが強化されたとし、いかなる将来的な変更も控えめなものにとどめる必要があるとの考えを表明。

ドラギ総裁も危機後に強化された世界的な金融規制を擁護する姿勢を示し、「われわれが経験した大規模な代償を踏まえれば、手ぬるい規制が良いとされる時期はない」としたうえで、「とりわけ金融政策が緩和的な時期には、規制の緩和が金融不安定を招くというリスクが存在する」と語った。

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