June 13, 2019 / 10:57 AM / 13 days ago

全世界でのユーロ使用が増加、不安定な米政治など受け=ECB

[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は13日、全世界での通貨ユーロの使用は記録的な低水準が続いていたものの、昨年は増加したと発表した。不安定な米政治情勢や米利上げを巡る懸念を受け、ドルの使用が減ったことが主な背景だとした。

ユーロに対する需要は過去約10年間で歴史的な低水準に落ち込んでいたが、使用の急増は、米政治情勢への懸念やユーロ圏の将来への信頼感が高まっていることを示唆している。

ECBによると、世界の外貨準備、債券発行、預金、貸出残高のいずれにおいてもユーロのシェアは増加した。一方で、インボイス通貨としての使用はおおむね横ばいだった。

ECBのクーレ専務理事は報告書のプレゼンテーションで「ドルからの多様化がユーロに利益をもたらしている」と指摘。目に見える形での改革の進展などがユーロ需要を高めていると付け加えた。

世界の外貨準備では、ユーロのシェアは1.2%ポイント上昇の20.7%だった。ドルの61.7%を大きく下回るものの、この水準はドルにとって歴史的な低さとなった。

ドルは引き続き最も使用される通貨ではあるものの、過去約10年間で各国が日本円や中国人民元など規模のより小さい通貨に分散させる中、シェアが低下している。

ECBは、「(米国の)一方的な制裁に対する懸念が、ロシア中央銀行など一部の中銀のポートフォリオ多様化を支える要因であった可能性が示唆されている」と指摘。また、ロシアの商業銀行のドル決済が制裁によって制限されるとの懸念が強まったという。

外貨建て債券の発行では、ユーロのシェアは2.5%ポイント上昇の22.7%となった。ドルの上昇や米利上げを受け、特に新興国市場で債務返済コスト増加への懸念が高まったことが背景。日々の為替取引では0.7%ポイント上昇し37.7%となった。

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