Reuters logo
ECB議事要旨「安定的な政策運営必要」、緩和縮小には消極姿勢
February 16, 2017 / 3:25 PM / in 10 months

ECB議事要旨「安定的な政策運営必要」、緩和縮小には消極姿勢

[フランクフルト 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が公表した1月19日開催の理事会の議事要旨では、安定的な金融政策を維持する必要があるとの認識が示された。欧州で今後、選挙が相次ぐ中、金融緩和策の縮小には消極的な姿勢を示唆した。

 2月16日、ECBが公表した1月19日開催の理事会の議事要旨では、安定的な金融政策を維持する必要があるとの認識が示された。写真はドラギECB総裁。今月6日撮影。(2017年 ロイター/Yves Herman)

足元のインフレ加速は一時的で、成長への脅威は残るとし、当局者は金融政策の据え置きで広く合意。成長加速にもかかわらず、追加緩和の可能性を残したほか、市場の状況が変化すれば、各国の買い入れ割合の変更にも踏み切る構えを示した。

オランダ、フランス、ドイツのユーロ圏主要3カ国で今年選挙が実施されることから、ECBは当面、様子見姿勢を維持し、秋まで政策スタンスの見直しを見送る公算が大きいとみられている。

議事要旨は「不透明感が根強い環境下で、理事会は忍耐強く、『安定的な運営』を維持し安定と予測可能性を提供することが賢明だとおもわれる」とした。

最近では、当局者からフォワードガイダンスの調整や資産買い入れの出口議論など、将来的な金融引き締めを示唆する発言も出ているが、議事要旨ではこうした意見の対立に関する兆候は見られなかった。ガイダンスも含め、安定的な政策スタンスに対する「広範な」支持があったとしている。

議事要旨では、ECBへの出資比率に応じて買い入れを行う「キャピタル・キー」規定を変更する可能性も残した。これはイタリアやスペインなど高債務国の国債の買い入れ拡大に道を開く。

「キャピタル・キーからの相対的なかい離と、利回りが中銀預金金利を下回る国債の買い入れ額制限の間には、トレードオフの余地がいく分ある」と指摘。「過度な市場の影響が実体化した場合、理事会はこの基本アプローチを見直す可能性がある」とした。

ECBは対象国債の不足に対応するため、利回りが中銀預金金利を下回る国債の購入を開始している。

足元のインフレ加速をめぐっては、エネルギー価格の大幅上昇は一過性で、他の財・サービスへの波及は見られないと指摘。なお脆弱な基調インフレを押し上げるため、大規模なECBの金融緩和が依然として必要とした。

「最近のエネルギー価格の上昇は、これまでのところ広範なインフレに間接的、または二次的な影響を及ぼしていない」とした。

ECB当局者はまた、成長見通しは改善し底堅さも増していることは認めつつも、成長の足かせを踏まえると、比較的早期に頭打ちになる可能性があるとも指摘した。ネガティブリスクは幾分後退したとしながらも、経済への全般的なリスクは依然下向きとした。

*内容を追加して再送します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below