November 28, 2019 / 8:22 AM / 16 days ago

独は財政出動必要、ECBは戦略見直し可能に=フランス中銀総裁

[東京 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁は28日、都内で講演し、ドイツなど財政余力のある欧州諸国は、財政出動を通じて早急に欧州経済を下支えすべきだと述べた。

 11月28日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁(写真)は、都内で講演し、ドイツなど財政余力のある欧州諸国は、財政出動を通じて早急に欧州経済を下支えすべきだと述べた。ワシントンで10月撮影(2019年 ロイター/MIKE THEILER)

公的債務が多い国については、財政をより景気配慮型にすべきだと主張した。

総裁は都内で開かれたユーロプラスの国際フォーラムで「貿易紛争のエスカレートで世界の貿易が大幅に鈍化している」とし「鈍化の影響は、ユーロ圏最大の経済大国であるドイツで非常に顕著だ。ドイツは国際貿易に非常に大きな影響を受ける」と述べた。

総裁はユーロ圏の公的債務は日米より少なく、財政刺激の拡大が可能だと発言。「財政余力がある国は早急に活用すべきだ。ドイツのような不釣り合いなショックに見舞われている国は特にそうだ」と主張した。

ECBについては、ラガルド新総裁の下で政策の戦略的な見直しが可能になると発言。従来のように金融政策とマクロプルーデンス政策を分離するのではなく、両政策を「ソフトに協調」させるほうが「期待を持てる」かもしれないと述べた。金融の安定を巡る問題は増加しており、マクロプルーデンス政策を通じた対応には限界があるという。

国際的な銀行自己資本規制「バーゼルIII」については、日米欧の「公正で合理的な妥協策」であり、骨抜きにしたいという気持ちを抑えるべきだと主張。「バーゼルIIIは、もちろん米国も含め、すべての地域に一貫した方法で適用することを意図している」と述べた。

総裁は都内の大学での講演で、世界のノンバンクについて、銀行や保険会社ほど規制が進んでいないとの認識を示した。

総裁は「銀行と保険会社の規制は過去10年で大幅に進展した」と発言。「回復力が大幅に強化された」との認識を示した。

ただ「ノンバンクについては同様の規制がなかった。これが国際金融システムの1つの弱点となっている」と述べた。

*内容を追加しました。

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