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ECB、インフレ懸念認識も来年利上げの公算小=シュナーベル専務理事

欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は4日、ECBは高インフレに関する域内市民の懸念を強く認識しているが、物価上昇圧力が弱まる可能性が高いため、来年に利上げが実施される可能性は極めて低いと述べた。2019年11月撮影(2021年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は4日、ECBは高インフレに関する域内市民の懸念を強く認識しているが、物価上昇圧力が弱まる可能性が高いため、来年に利上げが実施される可能性は極めて低いと述べた。

会議で「高インフレが人々の懸念を高めており、これらの懸念を非常に真剣に受け止めている」と指摘。ただ「不確実性はあるものの、ユーロ圏のインフレ率が来年にかけて目に見えて低下し、中期的にはECBの目標である2%を徐々に下回ると確信できる十分な理由がある。そのため、来年に利上げの条件が満たされる可能性は非常に低い」とした。

10月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比4.1%上昇と、13年ぶりの高い伸びを記録。ECBの目標の約倍の水準に達しており、ECBの超緩和策に批判的なドイツで一部が苛立ちを隠していない。

シュナーベル氏は、ECBは難しい舵取りを迫られているとし、「多くの政治家がECBは責務を果たしているのか、などと発言する中、ECBの独立性も脅かされている」と述べた。

ECBはインフレ高進は一過性との見方を崩しておらず、いずれは大きく低下すると予想。シュナーベル氏は「時期尚早な金融政策の引き締めは経済成長を阻害し、まだ職に就いていない人々を含め雇用に悪影響を及ぼす」と述べた。

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