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ECBは金利据え置きへ、成長・インフレめぐるリスク高まり強調

 1月21日、欧州中央銀行(ECB)は理事会で、主要政策金利を据え置くとみられている。一方、成長やインフレに関するリスクの高まりを強調するとみられ、年内の追加緩和観測が高まる可能性がある。フランクフルトで19日撮影(2016年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は21日の理事会で、主要政策金利を据え置くとみられている。一方、成長やインフレに関するリスクの高まりを強調するとみられ、年内の追加緩和観測が高まる可能性がある。

ただ、前回12月の会合で投資家の期待を過度に高めたことを踏まえ、ドラギ総裁は今後の政策について明言は避けるとみられる。

JPモルガン・エコノミックのグレッグ・フゼシ氏は「言い回しに若干変更があるだけだろう」と述べ、ドラギ総裁は、12月の政策スタンスの前提条件が大きく変化していることを強調する、との見方を示した。

ECBが12月に発表した経済見通しは、2016年の原油平均価格を1バレル=52.2ドルと想定している。一方、現在原油価格は1バレル=28ドル近辺まで下げている。2022年の先物価格も50ドルを下回っており、価格の急回復がないとの投資家の見方を示している。

中国経済についても、前回とは大きく異なる見解が示される可能性がある。政策当局者は12月、中国経済への懸念は実際に裏付けられていない、と主張していた。

ただ、それ以降、中国株式市場は年初に大混乱し、人民元も下落。中国の2015年成長率は25年ぶり低水準を記録し、中国経済めぐるリスクは高まった。

今後人民元が一段安となれば、ECBがユーロを押し下げる力が弱まり、利下げの効果が薄れる。また、中国経済の減速により米利上げペースが鈍化し、その結果、ユーロ押し上げ圧力が高まる可能性もある。

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