(第2段落の表現を明確にして再送しました)
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は10日に開いた定例理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を予想通りに現行水準に維持することを決定した。現時点で縮小すれば借り入れコストの上昇につながり、景気回復が頓挫する恐れがあると判断した。政策金利も現行水準に据え置いた。
ECBは、PEPPの下での純資産買い入れ規模を少なくとも2022年3月末まで、もしくは新型コロナウイルス感染拡大による危機が収束したと判断されるまで、1兆8500億ユーロに維持すると表明。「PEPPの下での純買い入れは、向こう1四半期は年初からの時期と比べ、引き続きかなり速いペースで実施される」とした。
ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、ユーロ圏のインフレ率について、今年下半期により大きく上昇した後、一時要因が薄れるに従い、鈍化に向かうとの見方を示した。
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