[フランクフルト 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は16日の理事会で0.5%ポイントの大幅利上げを決定した。利上げは6会合連続。
理事会後のラガルド総裁の記者会見での発言は以下の通り。
<堅調な労働市場>
賃金の上昇とエネルギー価格の下落は、高インフレによって多くの世帯で生じている購買力低下を一部相殺し、個人消費を支援することになる。経済活動は減速しつつあるが、労働市場は堅調に推移している。
<景気は回復へ>
景気は今後数四半期をかけ回復する見通しだ。供給状況がさらに改善し、信頼感の回復が続き、企業が大規模な受注残に対応することで、工業生産は回復する見通し。
<市場の緊張を監視>
現在の市場の緊張を注意深く監視しており、ユーロ圏の物価安定と金融安定維持に向け、必要に応じ対応する用意がある。
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