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ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は4日、政策金利を予想通り0.25%ポイント引き上げた。また3兆2000億ユーロ規模の資産購入プログラムについて満期償還金の再投資を7月から停止すると発表した。

理事会後のラガルド総裁の記者会見での発言は以下の通り。

<銀行セクターは堅固>

ユーロ圏の銀行セクターは、理事会前に金融市場で生じた緊張に対する耐性を証明した。われわれの政策金利引き上げは、リスクフリー金利や企業、家計、銀行の資金調達条件に力強く伝わっている。

<賃金・利益>

最近妥結した賃金協定は、特に利益率が高水準にとどまればインフレ上振れリスクに加わっている。

<エネルギー支援策>

エネルギー危機が後退するに伴い、各国政府は関連支援策を迅速かつ協調的に縮小し、中期的な金融政策圧力を押し上げないようにすべきだ。圧力が高まればより強い政策対応が必要になる。

<雇用と所得>

3月に失業率が6.5%と歴史的な低水準に低下し、家計所得は労働市場の強さの恩恵を享受している。

<経済の分野間に相違>

経済の分野の間で状況に差が見られる。製造業は受注残をこなしているが見通しは悪化している。一方、サービス業は経済再開もあって成長が強さを増している。

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