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女性は男性より高インフレ予想傾向、食品コストが主因=欧州中銀

女性は男性よりも高いインフレを予想しており、その見通しの主な要因は食品コスト──。欧州中央銀行(ECB)がこのような調査結果を14日公表した。仏ニースのスーパーで8月撮影。(2022年 ロイター/Eric Gaillard/File Photo)

[フランクフルト 14日 ロイター] - 女性は男性よりも高いインフレを予想しており、その見通しの主な要因は食品コスト──。欧州中央銀行(ECB)がこのような調査結果を14日公表した。

ECBはブログ投稿でこれを発表。「実感食品インフレが1%ポイント上がると、女性の短期(1年先)のインフレ期待は0.40%ポイント上昇する」とした一方、「男性の期待値への影響は0.26%ポイントだった」と指摘した。「現実には物価指数に占める食品・飲料・たばこの割合は21%に過ぎない」という。

1年前は2%を下回っていた食品価格のインフレ率は8月に10%を超え、月ベースで全体のインフレを最も押し上げている。

男女間の期待値の差は非常に大きく、女性は実感インフレを重視する傾向があるため、全体のインフレ率を1%ポイント高く見ている。

このギャップは34─49歳の年齢層で特に大きく、34歳未満ではみられないようで、ECBがコミュニケーションを通じて訴える必要があるターゲット層だと指摘している。

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